第10回
“催”cuī “催促”cuīcù “督促”dūcù (費 燕)
【相原茂先生:監修】
ともに「急きたてる」「催促する」という意味を持つ。
(1){催/催促/督促}孩子做作业。
{Cuī/Cuīcù/Dūcù}háizi zuò zuòyè.
(子供に宿題をするよう催促する。)
(2)我会{催/催促/督促}他尽快回去的。
Wǒ huì {cuī/cuīcù/dūcù} tā jìnkuài huíqù de.
(私は彼に速く帰るよう催促するから。)
{Cuī/Cuīcù/Dūcù}háizi zuò zuòyè.
(子供に宿題をするよう催促する。)
(2)我会{催/催促/督促}他尽快回去的。
Wǒ huì {cuī/cuīcù/dūcù} tā jìnkuài huíqù de.
(私は彼に速く帰るよう催促するから。)
上記の二組の例では“催”“催促”“督促”いずれも使えるが、ニュアンスが違う。
“催”は「急きたてる、促す」、“促”も「促す」の意であるため、“催”“催促”は人に動作・行為を急がせることを表す。一方、“督”には「監督する」という意味があるので、“督促”となると、物事がうまく運ぶようつぶさに見守る、すなわち「監督しつつ催促する」ことを表す。
“{催/催促}孩子做作业”だと、子供に宿題をはやくやるように言い聞かせはするが、すばやく済ませたか否かは動作主に任せている面がある。だから、“催”“催促”は次のような文で用いられる。
“催”は「急きたてる、促す」、“促”も「促す」の意であるため、“催”“催促”は人に動作・行為を急がせることを表す。一方、“督”には「監督する」という意味があるので、“督促”となると、物事がうまく運ぶようつぶさに見守る、すなわち「監督しつつ催促する」ことを表す。
“{催/催促}孩子做作业”だと、子供に宿題をはやくやるように言い聞かせはするが、すばやく済ませたか否かは動作主に任せている面がある。だから、“催”“催促”は次のような文で用いられる。
(3)我{催/催促}了,但是他没做,我有什么办法。
Wǒ {cuī/cuīcù} le,dànshì tā méi zuò,wǒ yǒu shénme bànfa?
(催促したが、彼はやらなかった、しかたがないよ。)
Wǒ {cuī/cuīcù} le,dànshì tā méi zuò,wǒ yǒu shénme bànfa?
(催促したが、彼はやらなかった、しかたがないよ。)
“督促孩子做作业”になると、急がせるだけではなく、しっかり実行するよう注意深く見張り、監視するため,その実行性、確実性が高まる。
また、“催”“催促”は離れた場所から手紙、電話やメールなどの通信手段によっても行うことができるが、“督促”では不可能である。
“我会{催/催促}他尽快回去的”の“我”は“他”のそばにいても、“他”と離れた場所にいても実行できる行為であるため、いずれの状況でも使えるが、“我会督促他尽快回去的”になると、“我”は必ず“他”のそば、近くにいて、“他”と顔を合わせる場所にいないと成立しない。ゆえに、次の文では“催”“催促”より“督促”の方がふさわしい。
また、“催”“催促”は離れた場所から手紙、電話やメールなどの通信手段によっても行うことができるが、“督促”では不可能である。
“我会{催/催促}他尽快回去的”の“我”は“他”のそばにいても、“他”と離れた場所にいても実行できる行為であるため、いずれの状況でも使えるが、“我会督促他尽快回去的”になると、“我”は必ず“他”のそば、近くにいて、“他”と顔を合わせる場所にいないと成立しない。ゆえに、次の文では“催”“催促”より“督促”の方がふさわしい。
(4)这孩子学习自觉性差,你得督促着点儿他。
zhè háizi zìjuéxìng jiào chà, nǐ děi dūcù zhe diǎnr tā.
(この子は進んで勉強しようとしない、あなたが監督し指導してやらなければならない。)
zhè háizi zìjuéxìng jiào chà, nǐ děi dūcù zhe diǎnr tā.
(この子は進んで勉強しようとしない、あなたが監督し指導してやらなければならない。)
“督促”は一般的に上級機関から下級機関、上司から部下、目上の人から目下の人、つまり立場の下の者に対して用いるが、“催”“催促”はこのような制限はない。また“督促”は他人だけではなく、自分にも使えるが、“催”“催促”は他人にしか用いられない。
(5)我要督促自己不断进取。
Wǒ yào dūcù zìjǐ búduàn jìnqǚ.
(私は自分が絶えず前進しつづけるよう自らを監視せねばならない。)
Wǒ yào dūcù zìjǐ búduàn jìnqǚ.
(私は自分が絶えず前進しつづけるよう自らを監視せねばならない。)
一方“催”と“催促”はほとんど意味用法が同じだが、“催促”と比べると、“催”の口語性が強く、話し言葉としてよく使われる。また、催促されて、動作主が当該動作をすみやかに済ませるかどうか、その確実性は“催促”より低い。“催促”は“促”があるため催促し促進するという意味合いを持ち,単に“催”と言うよりは少しは効果が期待できそうである。
ところで,催促された方は、それが煩わしい時に、
ところで,催促された方は、それが煩わしい時に、
(6)别催!Bié cuī!(急きたてないで!)
(7)催什么催!Cuī shénme cuī!(急きたてるなよ!)
(7)催什么催!Cuī shénme cuī!(急きたてるなよ!)
のように文句を言うが、これらは口語性が強いため、“催促”は使われない。
なお、“催”には、“催促”にはない物事の発生を促したり,変化を加速させる使い方もある。たとえば、
なお、“催”には、“催促”にはない物事の発生を促したり,変化を加速させる使い方もある。たとえば、
(8)这部电影真是感人至深、催人泪下。
Zhè bù diànyǐng zhēnshì gǎnrénzhìshēn、cuīrénlèixià.
(この映画は本当に人に感動を与え、涙を誘う。)
(9)为了能快点儿入睡,她放了段摇篮曲来催眠。
Wèile néng kuài diǎnr rùshuì,tā fàngle duàn yáolánqǔ lái cuīmián.
(早く寝つくために、彼女が子守歌を流して眠りを催す。)
Zhè bù diànyǐng zhēnshì gǎnrénzhìshēn、cuīrénlèixià.
(この映画は本当に人に感動を与え、涙を誘う。)
(9)为了能快点儿入睡,她放了段摇篮曲来催眠。
Wèile néng kuài diǎnr rùshuì,tā fàngle duàn yáolánqǔ lái cuīmián.
(早く寝つくために、彼女が子守歌を流して眠りを催す。)







